わたしが変わらないと

ある人気マンガを読んでみた。

 

一話完結タイプで、

ある回の主人公は30代くらいの女性。母親が亡くなった後に、母親の携帯に娘に宛てた自撮り動画メッセージがあるのを見付ける。

 

母親は、

「あなたに良い条件を与えてやれなかったのに、世間並みを求めて頑張らせてばかりだった」と謝り、「わたしの娘になってくれてありがとう」と言う。

 

「頭も体も弱くて失敗ばかりで、お母さんに怒られてばかりいた」「母親が死んでも悲しくない」

と言っていた娘は下を向く。その表情はうかがい知れないけれど、泣いているのかな。

 

わたしは、マンガを読んだ途端に号泣した。

娘には発達障害というハンディを与えておきながら、頑張れば何とかなる、と努力を強いている…。

 

療育って何だろう?

教育って何だろう?

人並みって何だろう?

 

先日、娘と腹を割って?話をした。

娘は、わたしに「一年生の時は辛かった」と言った。「色んなことでママに怒られてばかりで嫌だった」と。…本当に申し訳なかった。

 

一年生の頃は、出来ないことばかりで、しょっちゅう担任の先生から電話がかかってくるし、通級に行かせているって事実も受け入れ難くて、娘に辛く当たっていたと思う。

 

毎日反省し、わたしも少しずつ変わって来ていると思っているけれど、でもやっぱりまだまだ修行が足りない。

娘を幸せに出来る人間になりたい。

 

最近、娘の通う放課後デイサービスに入って来た小学2年生の男の子は、放課後デイサービスに着いたらすぐに学校の宿題を終わらせて、次に大量の○文の宿題をやってそして、その後○文に向かうらしい…。辛そうな顔をしている、と娘は言う。

 

その男の子は、放課後デイサービスは全く遊ぶ時間はなく、ただただ勉強をする場所になっているらしい。

 

娘は、1年生の頃は学校の宿題がなかなか終わらず、23時までかかるのも日常だった。

その男の子を見ると、以前の自分を見るようで辛いと、娘は涙を拭った。

 

わたしは娘に辛い思いをさせていた。その事実は、いくら謝っても変えられない。

 

わたしは、発達障害系の本を買うのをやめた。

ネットでいちいち検索するのもやめた。

発達障害に効くと言われるサプリメント漢方薬も飲ませていない。