中2になって友だちトラブル

同じクラスのAちゃん、Bちゃんと娘は、同じ家庭教師に教えて貰っている。

家庭教師から「良い学校だから」とみんな受験を勧められたから、こうなって当然。

娘とAちゃんは中1から同じクラスで仲良くなり、中2になって娘とAちゃんBちゃん3人が同じクラスになった。

Aちゃんには、小学校からの親友Cちゃんがいる。中1の時にCちゃんとBちゃんは同じクラスで仲良くなり、娘もAちゃんCちゃん繋がりでBちゃんと距離が縮まっていたようだ。

ところがこのBちゃん、思ったことをそのまま口にしてしまうらしくそれが友だち間のトラブルになってしまった。Cちゃん本人に「太ってるね」と言ってしまったというのだ。本人に悪気はなく、本当のことを言ったまでなのだろうが‥。

当然、Cちゃんは怒り心頭で「謝ってよ!」となったものの、Bちゃんは悪いと思っていないのか、放課後、謝る直前で用事があるからと、ひとりでさっさと帰ってしまったらしい。

これが中1の終わり頃の話。Cちゃんは中2になっても引きずり、親友のAちゃんにずっと愚痴を言い続け、そしてAちゃんの友だちであるうちの娘にも、他のお友達にも伝播しみんなの中でBちゃんは悪者になってしまった。

娘の話を聞く限り、他にもBちゃんは日直や挨拶当番を忘れるなど、四角四面傾向の娘にとっては「Bちゃんはちゃんとしていない」と感じる部分があるらしい。

 

そして、とうとう先日、嫌なことが起きてしまった。

放課後、Aちゃんが先陣切ってBちゃんを呼び出し「Cちゃんに謝りなよ」と迫ったらしいのだ。そこにいたのは、AちゃんBちゃんCちゃんの3人。

Bちゃんは、納得いっていないのか中々謝らず、Aちゃんは、痺れを切らしたのかうちの娘に「一緒に来てBちゃんに言って」と呼び出した。

うちの娘は「人が傷つくことを言い謝らないBちゃんが悪い」という頭になっているものだから、「謝るべきだよ!」的なことをBちゃんに言ってしまったらしい。

しかも、外野が増えて1対5人という状態だったと‥。

 

その日の夜、わたしは娘から話を聞かされて、「その人数はイジメと捉えられてもおかしくないよ、大丈夫なの?」と心配になったが、娘は「それは大丈夫」と返事をした。

 

当日、Bちゃんは当然お母さんにこの出来事を伝え、それを聞いたお母さんは担任にはもちろん、「同じ家庭教師に習っている子どもたち」ということで、家庭教師にも「どういう子たちなのか、何か聞いているか」と問い合わせが入ることとなった。

 

娘がBちゃんに対して「Cちゃんに謝りなよ!」と言った際、それがとても強い口調でBちゃんはショックだったということを、家庭教師からの翌日の連絡で初めて知らされた…。

 

要するに、Bちゃんの行動はさておき、何も知らない部外者のAちゃんと娘が、正義感をかざし、したり顔で一方的にBちゃんを責めたことが、あってはいけなかったということ。余計なお世話。

 

よく知りもしない癖に噂だけで相手を嫌いになってしまったのだろうか。

今回「自分の浅はかな行為が人を傷つけた」ということを知り、娘は十分反省したようだ。担任からの取り調べ?があり、かつ家庭教師から教えてもらったことで娘はBちゃんへ謝罪の手紙を書いて渡すことに繋がった。Bちゃんも家族も理解はしてくれたみたいだ…。

Aちゃんも両親とちゃんと話し、Bちゃんに謝罪したとのこと。

ただ、娘もそうだけどBちゃんもコミュニケーションが苦手なのか、娘と意思疎通がはかれないことも多いらしい。親としてもモヤモヤが残るのは事実。仕方ない、何か問題が出てきたらその時考える。

 

今回のことは、ある意味、娘の成長を知ることになった。だって小学校の頃は、場面緘黙を疑うくらい同級生の中で話をすることがほとんど出来なかったんだから。

ただ、改めてよく分かったけど、娘のゼロ・サム発想は危ないね…。敵を作りかねない。わたしと似ているんだけどさ。