プールに通い続けている

去年の秋に、娘が「泳げるようになりたい」と言い出したのをきっかけにスポーツ家庭教師を利用しはじめたものの、いろいろあって数ヶ月でやめてしまった。
その後、わたしと二人で公共のプールに入るようになり、娘の奮起からもうすぐ1年になる。
これまでに月3~4回程、計30回近くプールに入ったのではなかろうか。

今年の夏には「だるま浮き」が出来るようになれたら、あわよくば泳げるようになれたら、と目標を立てていたのだが、
結果は‥‥「学校のプールで6秒潜れるようになった」だった。

笑うしかない結果だけれど、とにかく怖がりの娘にとってみたら大進歩なのだ。水に顔をつけられないどころか、プールの中で歩く(歩いて移動する)ことすらままならなかったのだから、それから考えたら凄いことなのだ。しかも、一緒にわたしが居ない学校のプールだもの。
つい先日の水泳の授業中に先生も褒めてくれたらしく、娘は嬉しそうにわたしに報告してくれた。

今、娘とプールに通って練習しているのは、だるま浮きの一歩手前。
とにかく、プールの底から両足が同時に離れるのが怖いため、水中に浮くなんてのは夢のまた夢。

今は、「頭まで水に潜って両ひざに左右それぞれの手を添え(体育座りのイメージ)で底から足を離す」というのをひたすら練習している。
最高で4秒といったところか。
これで泳げるところまで辿り着けるのかは疑問だけれど、水泳は感覚統合にも良いと聞くし、試行錯誤しながら地道にやってみようと思っている。

「できるようになりたい」「やり始めたことは諦めたくない」とコツコツ頑張る娘の性格は、親ながら本当に感心する。PDDの人は本当に真面目なんだと思う。

来年の夏に向けてこれからもプールに通うことを娘と約束した。

そして、改めて知らされたことが一つ。
お盆休みや用事が重なり、2週ほど間を空けてひさびさにプールに行った日のこと。
プールの中で急に無言で固まる娘にどうしたのかたずねると、「毎週通っていると大丈夫だけど、久しぶりだと怖いんだよ・・・」と、娘はわたしに訴えた。
もちろん、そのうちに恐怖心は遠のいて行ったのだが、娘にとっては「ルーチン」「いつもと同じ」ということがいかに重要なことであるかを知らされた。