先月終わりくらいから、ピアノの進捗が良くなった。直近2回は、レッスン一回だけでその日の寝る前には弾けるようになっている。
先生も驚いていた。だってこれまでは、2ヶ月掛けてもなかなか弾けるようにならない曲もあったから。
楽譜が読めるようになって来たのが良いみたい。今までは、音符を追うと言うより、丸々弾き方を覚えて再現する、と言う感じ。
だから、残念ながらしばらく経つとスッカリ忘れてしまっていた。メモリ少ないから。
昨晩、娘に「すごいね!頑張ってるね」と言ったところ、「◯◯ちゃんなら出来る、とママに言われたからだよ。だから出来たんだよ」と返って来た。
この一言、ショックだった。
なぜかと言うと、わたし自身が、娘に掛けた励ましの言葉を覚えていなかったから。
わたしが思うより、娘はわたしの言動を覚えていて、しかもかなりの影響を受けているのかも…。
娘は、最近「どうせママは自分が正しいんでしょ!」といった表現をすることが多くなった。
わたしは、「そんなことない」と返すけれど、気持ちはモヤモヤ落ち着かない。
これって、わたしが娘をコントロールしているってこと?わたしの良いようにしようとしているってことだね。
小さい頃から、わたしが手助けしないとならないことが多くて、食事や着替え片付け…あらゆることに手を出して口を出して来たのは事実。
だって、娘はひとりで出来ないから、仕方ないじゃない。癇癪起こすから、手をかさざるを得ないじゃない。
もたもたするし、他に気を取られてやるべきことを忘れちゃうから、手助けするしかないじゃない。
時間に間に合わせるには、やらなきゃいけない宿題は無理にでもやらせるしかないじゃない。
手を出さず優しく見守るなんて、そんな神業わたしには出来ない。
だから、
悩みに悩んでわたしなりに試行錯誤し、今は「ありがとう、助かるよ」という声掛けが娘には効くことがわかった。
娘は、褒められると、機嫌が悪いときには「いちいち褒めなくていい!」とキレる。
あらゆることに自信が持てない娘は、褒められるよりも、「役に立っている」と感じられる方が嬉しいらしい。
ペアレントトレーニングでは、良い行動をはじめたら即褒めろ、でしょ(詳しく知らんが)?
だから、わたしは、即「ありがとう」と言うようにしてみた。そうしたらね…娘には意外に魔法らしく、自分ひとりで出来ることが増えて来たんだよね。
あっ、でもわたしが怒鳴ったら振り出しに戻って、ひとりで何もできない子なんだけど…さ。
やっぱり、親って責任重大だ。わたしの放つ言葉で良くもなるし悪くもなる。