友達の子どもたち

ひさびさに学生時代の友達と会った。
彼女の子どもは3人全員ADHDと診断されている。一番下の子は、ASD+ADHD
上2人は大学生で一番下は高校生。
そして、友達当人も「わたしもADHD」と言う。

今はみんな大きくなったけれど、小さいうちは通級の送り迎えはもちろん、3人ともいじめを受けて来たらしいから親子ともに本当に大変だったと思う。

今、一番上の子は、英語やフランス語など複数の外国語検定を持っていて「外国語センス」があるとのこと。逆に日本語表現が下手で困りごともあるようだが楽しく大学に通っているとのことで、得意なことがあって素晴らしい。

真ん中の子は、今年から理系学科に通うため独り暮らしをはじめるそう。

下の子は、努力を重ねても偏差値が50まで届かず、就職を考えて商業高校に入れたらしい。コツコツ頑張る子で資格をいくつか取って、少しずつ自信をつけて来たみたい。高校に入ってから勉強に関しても理解力が上がって来たようで成績も伸びて来たそう。上の子たちを見て「大学に行きたい」と言い始めたって。それも夢ではなさそう。

友達は子どもたちを自慢していたよ。苦労があった分、自慢したくなるよね。
やっぱり、好きなことや得意なことを見つけて、そこから自信を付けさせてあげるのが一番なのかもしれない。

友達のことを偉いと思ったのは、「わたしもADHDで片付けができないから」と子どもたちが片づけられないのを怒らないこと。
私と違って、小さいことでガタガタ文句を言わないのかもしれない思う。

実は、20年近く前に、初めて友達の一番上の子に会った時のことをわたしは今でも鮮明に覚えている。
当時2~3歳くらいだったと思うが、わたしがお土産に持っていった串団子を、何も言わずにパッと取り何も言わずに食べ始め、「こら止めなさい」という親の声を無視して、団子を手に持ったままソファーの上をバンバン飛び跳ねていた・・・・・。
当時わたしは独身で、子どもというものを良くわかっていなかったけれど、「なんだ?しつけができていなの?あれ?なんかちょっと変な子だぞ」と思ったのだ。

だからこそ、友達からお子さんの今の様子を聞いて、ずっと親子で頑張って来た成果なのかな・・と思う。