悦に入っていただけ

娘は今、小5の10歳。

改めて気づいたけれど、つい2年くらい前までは、仕事して、発達障害の子を育てて、家事もこなしている自分を誰より頑張っていると思い込み、そして悦に入っていた。

こんな人間に育てた父母、祖父母を恨み、頑張っているわたしを認めてくれない、と夫に当たっていた。

 

ある時、母に、わたしが子供の頃のどうしても納得いかなかった一つのことを泣きながら伝えられたら、そこをきっかけに考え方が少しずつ変わって来た。冷静に考えられるようになって来た。

 

娘の評価=わたしの評価、と考えていたことに気づき、娘が自転車に乗れなくても、早く走れなくても、勉強ができなくても仕方がないと思えるようになった。

子どもの同級生の母親の目もどうでも良くなって来た。

 

楽になった。

 

怒らなくなったし、他人にイライラすることも激減した。夫にキレることも減ったし、酒飲んで悪酔いすることもなくなった。

 

ついでに、この年になって、大して仕事ができる人間じゃないことも思い知らされて、肩の力も抜けたかも。

 

そうしたら、娘が変わって来たんだよね。通級の連絡帳を通じて、通級担任とクラス担任の両方から「友達との関わりが増えた」的なコメントを貰えるようになった。

家庭教師からも、嫌な問題にも逃げずに取り組むようになったと言われた。

 

あぁ、こんな歳まで、わたしは一体何をして来たのだろうか。…恥ずかしいわ。