娘とわたしの違い

わたしは小学生のころから「先生の眼中にない子ども」だった。
人とのコミュニケーションのとり方が分からず、友達も居たようないないような感じで、自分に自身が持てず、おとなしくて目立たない生徒だったから。
そのくせ誰かに認められて仕方ない想いでいっぱい。だから、素直そうに見えて内面は卑屈で頑固。高校入学前までは勉強は好きではないし、特別に運動神経が良いわけでもない。
そのころの自分を総合評価すると、ヒエラルキーで言えば中の下〜下の上といったところかな。
いじめられることはないが、クラスにいてもいなくても良い存在だった。だから当然、先生の目には留まらないよね。

基本的に娘とわたしは似ているけれど、人とのコミュニケーションに限っては大きく異なる。
娘は、朗らかで「うれしい」とか「楽しい」という感情をおもてに出すことができる。タイミング良くニコニコできることもあり、周りから好かれている様子だし、ヘルプの出し方が上手いらしい。担任の先生が「手助けしたくなる雰囲気を持っている」と言うんだから、そうなのだろう。

これは本当にありがたいこと。わたしも素直にうれしい。
だって、わたしには全く持ち合わせていないところだもの。
わたしと同じ悲しみを味あわずにすむかしら?

娘のこの良いところ失くさないよう育てて行きたい!・・・でも大丈夫かな。わたし、娘の将来をつぶすような親になっていないかな。