学校生活の一端がみえた?

運動会の翌日はピアノの発表会があった。

曲目はアルプス一万尺とメリーさんのひつじ。先生との連弾。

ちょっとした間違いはあったものの、笑顔で頑張ってくれた。

なぜ娘は笑顔なのだろう。他の子たちは、舞台に出て来た際の挨拶はキチンと神妙な顔つき。娘ななぜか笑顔で挨拶。
これも広汎性発達障害の特徴なの?

娘が通うピアノ教室は、同級生を含め同じ小学校の生徒が複数通っている。

発表会当日、開場までの間ロビーで待っていたところ、「あ〜!」と娘に抱きつくように女の子が近づいて来た。聞くと六年生だと言う。
その子は、娘に会った途端「かわいい〜」を連呼しそばを離れようとしない。

娘の通う小学校は、「下級生の面倒をみる子=良い子」という文化が染み付いている。
六年生になるとおのずと一年生の面倒をみることになるのだか、その相手は決められていないようで「気に入った子の面倒をみる」ことになっているみたい。

娘の担任が「娘さんのことを上級生の皆がかわいい、かわいいって言っていますよ」と言っていたのだが…。

主人は、ピアノの発表会での様子を見て「まるでペットをかわいがるみたいだな」と言った。

娘は、素直で大人しくニコニコしている。だから構いたくなるのだろう。

当の本人は「休み時間は教室で先生と一緒にいたい」と言っていることもあり、上級生から受ける「世話」をストレスに感じることがあるらしい。

適度なタイミングで状況を見ながら、相手を不快にさせないように自分の意思を表すというのは、今の娘が到底できることではない。

改めて、定型発達児と発達障害児の違いを感じた。