中学、初めての夏休み

8月になってから、娘はお友達数人と遊園地へ行き、別の日にはお友達のお家にも泊まりに行った。我が家にもこんな日が来るとは…。

 

発達障害あるあるで、もちろん娘は夜中まで起きていて布団から出るのは昼前。しかもこちらが何度も声をかけないと起きない。

しばらく様子を見ていたが、一向に改善する余地なし。あまりに酷い。とうとう、わたしも主人も「いいかげんにしろ!」と怒鳴ることになってしまった。

両親に怒鳴られた娘は、何と「あんたらみたいな奴らにわたしのことなんてわかるわけがない!」と、嗚咽混じりで反発をしてきたのだ。今まで、一切わたしに突っかかって来ることがなかった娘がよく言えた!嬉しくさえ思ってしまった。わたしが子供の頃は本当にひどかった。毎日姉と罵り合い、何かあれば親に当たり散らしていた。バカなチワワが歯を剥き出して唸り吠えまくっている感じだったかも。我ながら頭悪い…。今思えば、単なるわがままというより、周りに当たることで何とか精神を保っていたのかもしれない。

とにかく、親にさえ歯向かえない子じゃ世の中やっていけないんじゃないかと思うのは、わたしが古い人間だからなのか?

 

わたしが「そうだよ、ママにもっと文句言っていいんだよ!ガンガン言いなよ」と娘にいったものの、それ以上に突っかかって来ることはなかったし、ほんの少ししたらいつものマイペースののんびり屋に戻っていた。

 

「お友達はうまくやれている」「何も問題ない」と言う娘。でもお友達との差は感じる訳で、その負の感情は澱のように溜まって来ているんだろうと思う。保育園の頃から。

体育が不得意なのは変わらないし、勉強ももちろん苦手で、自分なりに頑張っても追いつかないから諦め気味。これ以上傷つきたくないから、自分の出来なさかげんに面と向き合う勇気がなくて、だから自分を誤魔化して見ぬふりしているに違いない。でもいつかきっと気づくはずで、気づいたら娘も変われるはず。これは、障害の有無なんて関係ないはず、と思いたい。