中学入学4週間目

クラスメイトは24名。娘にも仲良くしてくれる子が4〜5名出来たようだ。

やはり娘と似たようなタイプの子が多い学校のようで、小学校の頃とは比べものにならないほど精神的に楽になったとのこと。

先日、初めてのPTAに参加。当然、初顔合わせということで「どんな娘か」の自己紹介?があり、中でも「おとなしい」「自分から話しかけられない」といったコメントをするお母さん方が多かった。

とはいえ、電車で一緒になる同級生たち(わたしが通勤する際は娘と同じ電車に乗っている)は、「おとなしい」とは言ってもやはり娘とは違う!ちゃんと受け答えができるし、しっかりしている。わたしの娘は、やはり幼いし、か弱い印象というか、緊張感が強いと言うか…やっぱり発達障害なんだと実感する。

 

娘が1番仲良くしているのが、娘と同じ家庭教師に習っている子だそう。断言はできないが、あの家庭教師運営会社を選んでいると言うことは、その子もきっと仲間なんだと思っている。だって、うちの娘がそのお友達を、「あんまり喋らないんだよね」と、言うくらいだから。ペースが合うのかもしれなく、仲良くして貰えてありがたい。

 

気になることがひとつ。

授業中に席を立つ子がいるみたい。キチンと椅子に座れなかったり、他にも特徴があるのか、もう、陰でコソコソ言う子たちが出て来たらしい。そして当人は、周りにコソコソ言われていることを気づいていないらしく、これまでと変わらずに周りに接しているとのこと。

娘が勝手に言っているだけだから事実は分からないけれど、何だか少し怖い。

 

娘も「もしかしたら裏切られるかも知れないから誰も信用しきれない」と言う。過去に辛いことがたくさんあったから。

 

これからどうなるか…。

いろいろ卒業

小学校卒業と共に、7年半通った運動療育と6年間通った放課後デイサービスも卒業することになった。

運動療育は、本当なら続けたかった。でも施設自体が中学生以上の受け入れをしていないため仕方ない。

そして、17:30下校が当たり前になるから放課後デイサービスも通えなくなるので、辞めるしかない。

 

運動療育も放課後デイサービスも、長く通っている中でいろいろあったけれど、結局、指導員の皆さんには感謝しかない。娘のために本当に良くしてくれた。最後は涙で送り出してくれた。娘は声を押し殺して泣いていた。小学校の卒業式では一切涙を流すことなく、むしろせいせいしていたのにね。

もちろん、学校の先生方にも柔軟に対応してもらったから今の娘が在る。そして、よく考えたら、保育園でも本当に良くしてもらえたし、家庭教師にも助けてもらった。

わたしは、家庭内で療育ができる人間じゃない(真似ごとしたけれど中途半端で意味はなかった)し、偉そうなこと言っても結局、周りの力を借りることしかできなかったわ。

 

これからも、利用できるものをひたすら探しながら、子育てして行こうと思う。わたしにはそれしか出来ないや。

 

今日は、入学三日目。いや〜、緊張しまくりの娘を見て、わたしまで緊張してしまう。あぁ、なんとかなりますように。

 

 

 

 

ホッとしたのも束の間

小学校に行きたくないと言い出した。

唯一仲良くしてくれている同級生のKちゃんが、やはり受験を理由に今も休んでいることが大きいようだ。

Kちゃんは、6人姉弟の長女で知的身体障害を持った弟もいるとのこと。頭良くてしっかりしている。娘は、Kちゃんに頼りきりなのかも…。

 

日曜日の昨日、娘は自分の部屋にいることが多く何となく気になっていたのだが、夜遅くにトイレに行く娘の顔が泣き顔で、話しを聞くと「学校に行きたくない」と…。

 

「仲間はずれにされている気分」「わたしなんて居なくても良い」と娘が言った。いじめられている訳ではないが、大人しくて何を何考えているか分からず、しかも全て平均以下の娘は、実際、クラスの中で空気のような存在なんだろうね。容易に想像が付く。

 

娘の辛さは十分過ぎるほど分かる。わたしは全くの同類だから。でも娘には、強くなって貰うしか無いかな。中学高校は、娘にとって今よりも過ごしやすい環境になるはずで、後は娘がどれだけ努力するかに掛かっているんじゃなかろうか?環境的には、わたしの時代よりずっと恵まれているし。

 

卒業まで後1ヶ月半。ここに来てまたの行き渋りか…。どうしたものか、悩みは尽きない。

 

私立中学合格

2023年2月1日午前の試験で合格!

一回目で受かると思っていなかったからよろこびひとしお。

二週間近く学校を休んで勉強させたし、娘の努力も報われたかな。

とにかく勉強が嫌いな娘が「答えが当たると気持ちが良い」と言ったのは意外だった。

 

わたしが娘を私立の女子校に入れたかったのは、とにかく、イジメられるのを避けたかったから。何も悪いことが起こらない保証なんてないけれど、公立よりマシだろうと信じている…。

 

主人がさっき「あいつ勉強ついていけるのかな…」と呟いていた。確かに心配。家庭教師は、何度も大丈夫だとは言ってくれてはいるのだが、やはり、自分の子供のこととなると心配しかなくなるわ。

 

なるようになる。

小学校最後の学芸会

先週土曜日は、小学校最後の学芸会があった。

運動会や学芸会などのイベントは、健常児と障害児の違いをまざまざと見せつけられる機会だね。

今回も、娘を含む数人の発達障害児は、健常児と比べて何かちょっと変…。

大きな声でセリフは言えている。きっと、何か変なのは、間(ま)なんだと思う。あと動き。棒読み云々とかの問題ではないと思う。

やっぱり、女児より男児の方が目立つな。

そして、やたら真面目で一生懸命だから、必死感が気になるのかな。

…こういうちょっとしたことが、からかいやいじめに発展するんだよね。きっと。

何なんだろう、改めて思うけれど発達障害って酷だよね。何にも悪いことしていないのに、「普通と違う」「気持ち悪い」「変」と思われてしまう。

発達障害は、マシになるけど無くならん。

だから、周りが暖かく見守ってくれる環境があるのは本当に幸せなことだと思う。

受験まで1ヶ月半

先日、受験校の模試に行ったのだが、結果を見て焦りまくった。

本番は50点を取れば合格なのだが、国語は30点満点(模試だから)中16点。そして、算数は0点。緊張して、パニックになったらしいが、酷いったらない…。

後日開催された個別解説会では、先生の前で改めて数問解かなければならず、親としてはヒヤヒヤしかなかった。

その解説会には、家庭教師が同席(学校と家庭教師は密連携)してくれたこともあり、「特訓頑張りましょう」で終わったのだが…。

怖いな〜。

小6、卒業まで残り半年

娘が発達障害である事実は変わらないけれど、だいぶマシになってきた。

何でか?それはわたしが怒らなくなったこと、というかキレなくなったことが影響大だと思っている。

 

•プール

5年生のときは、コロナもあり、一時期不登校気味になって特別支援学級に逃げ込んだこともあって、一回も水泳授業に出なかった。その間は、当然わたしと公営プールに通うこともなかったのだが、娘本人がやりたいと言い出し、今年の6月から毎週1回1時間ちょっとの練習を再開した。そして、9月頭にはバタ足も10メートル位泳げるようになった。夏休み明けの検定は、飛び級が許されず、『伏し浮き』を受けて合格。クラスメイトが「一緒にやってあげる!」とヘルプしてくれたことも嬉しかったらしい。

 

•友だち

5年生で転校してきた子(ちゃんとした定型発達のお子さん)が、引き続き仲良くしてくれているらしい。お陰で娘は学校でも素を出せることも出てきたようで、他の子たちと話す機会も増えたと、先生が教えてくれた。本当にありがたい。お友達にも先生にも感謝しかない。

 

•やめたこと

テストの点数について、100点でも0点でも、何か言うのはやめた。娘から聞かれた際には答える程度。テストの点数で一喜一憂するのがほとほと嫌になった。

発達障害に関する本類を探したり、購入するのもやめた。ネットの記事はつい読んでしまうけれど、結局「子どもにはこう接するべき」とか「このトレーニングが脳を活性化する」とか、魅力的には見えるけれどわたしに完璧に対処できるわけもなく、適当に受け流すことにした。今まで娘を追い詰めて来たから。

 

これから、中学高校と進めば、また色んな課題が出て来て、娘は悩み苦しむのだろな…。わたしは冷静に対処できるだろうか。生きていくのって本当に大変。