一年生の前期が終わった①

小学校に入学して半年が経ち、前期が終了した日、あろうことか娘は学校の図書室に通知表を忘れて来てしまった。
その日の夕方、担任の先生から電話を貰い、職場からの帰宅途中に学校に寄り受け取ったのだが・・・・、娘はわたしが思っていた以上に「困った生徒」である旨を先生から聞かされることになったのだ。

・給食中だれともしゃべらない。特定のお友達とは仲良くできている。(友達とのトラブルを起こすことは無い)
・授業中は、先生が常に個別に声かけをしないと、ノートへの書き取りや課題に取り組めない、ボーっとしてることが多い
・個別に説明すれば理解できるが、全体指示が通らない(通りにくい)

だから、「算数だけは固定制特別支援学級へ移動して授業を受けてはどうか・・」と提案されてしまった!
ただでさえ通級に通っているのに・・・。何となく予想は出来ていたけれど、やっぱりショックだった〜。
実は、算数はそこまで出来ないわけではない。先生は、いちいち個別に指示をしないと動けない娘の扱いに困っているというわけだ。
先生には、「家族で検討してご連絡します」と返答して、とぼとぼ帰宅した。

主人に話すと、「いいじゃん、もう固定制の特別支援学級へ移れば。家庭教師をつけてじっくり勉強に取り組めば良いよ。」と即答だった。

娘と向き合って、
・あなたは発達障害自閉症で今のクラスで他の子と同じように勉強することは難しい
・勉強が苦手な子が通う教室へ移るのが良いかもしれない、その方がゆっくり過ごせる
と話をした。

娘は泣きながら「嫌だ〜」と抵抗したが、しばらくして落ち着くと「うん」と頷いた。

わたしは早速先生へ手紙を書き娘に持たせた。内容は、「一部の授業だけを固定制特別支援教室で受けるならば、それよりも転級・転校をさせたい。」というもの。
先生からは「学校内で検討して連絡する」との返答だった。

そして、昨日の夜、先生から自宅に電話があった。
その内容は予想に反し、「この一週間、娘さんの様子が大きく変わって驚いています。」と・・。
授業中も手を挙げるようになり、いちいち先生が指示することも減ったとのこと。もちろん、全部が全部改善されているわけではなく、分からない授業は寝てしまうこともあるって・・・・。
結局「カウンセラーや校長も交えて検討した。今答えを出すのは難しい。固定制へ移るか否かの判断は先延ばしにしたい。」とのことだった。

のんびり屋の娘もさすがにあせったのか、「お友達と同じように勉強できるようになりたい」と口にするようになった。

結局、最終的には固定制を選択する可能性も高いけれど、今は娘の頑張りを静観しようと思う。