勉強会で学んだこと

通級に通う児童の保護者向けの勉強会に参加した。会場は通級基幹校。

 

講師は、ご自分の息子さんも自閉スペクトラム症(社会人)だと言う心理士の女性。

 

これまで参加してきたセミナーは、「専門家」と名乗るも、この前まで学生だったような若い子(某有名発達支援事業社)や、机上論の大学教員とかが講師だった。

だから、期待しないで参加したのに、今回は地に足がついたアドバイスがあってビックリだったし嬉しかった。

 

・発達検査(WISC)は障害の見える化

・小学校の成績は諦める、それより生活に必要な常識を身に付ける

ASD者は長距離走や水泳等、可能な範囲でひとりで出来る得意な運動を見つける

・チック症が出たら無理している証拠

・知覚認知能力の低さが不器用さ、運動音痴に繋がっている

・時間の感覚がわからないのは特徴

・メモリが苦手なのも特徴

・漢字が覚えられないのも特徴

 

少しでも生きやすくするのに

・語彙を増やす

・得意な運動を見つける

・常識を増やす

でもこれらを無理させたら、チックどころか強迫神経症とかの二次障害に繋がったりして、元も子もない。

 

小学校のうちはの成績は諦めるべきってのは、かなり響いた。

それで良いんだ。

 

最後、質疑応答の時間に、WISCの結果の読解がイマイチなことを質問したら、「スクールカウンセラーと一緒に見たら良い」との返答だった。

そうか、スクールカウンセラーか。う〜ん。相談までの調整事項が面倒で躊躇してきたけれど、やっぱりお願いしてみるかな…。