思っていたより深刻かも

娘の症状は、われわれ夫婦が思っていたよりも深刻なのかもしれない。

保育園では、定期的に「保護者による保育士体験」や「親子料理教室」が開かれる。
もちろん平日開催だが、参加しやすいようにその回数は非常に多い。

娘の保育園生活は丸5年になるが、これまでは仕事を理由に参加したことは一度もなかった。
しかしながら、先生からの「最後ですから」の言葉をきっかけに先日、主人が「親子料理教室」に参加してくれることになった。

主人から聞いた娘の様子は次のとおり。
・「ホットケーキミックスに牛乳大さじ5杯と溶きたまご大さじ3杯を加える」という先生の説明を聞き、娘は「牛乳大さじ5杯」は覚えていたが「溶きたまごも大さじ5杯」と間違えて認識した。そもそも「溶きたまご大さじ3杯」のことは頭に入らなかったのかもしれない。ワーキングメモリーが低いから。
・泡立て器で混ぜる作業も余計な力が入っているのか不器用だからなのか粉をこぼしたり、粉と液体が混ざりきらなかったりと手助けが必要な状況。そのくせ、主人からの手助けを受けることを嫌がる。
・周りの子の様子を見て、真似をしながら作業をするため時間がかかる。

分かってはいたものの、そこまで他の子供と差があるとは・・・・。学校生活は苦労しそうだ。

保育園の先生からは「空気が読めるからコミュニケーションは問題ない」「ちょっとした手助けが必要だが、一生懸命前向きに取り組んでいるから大丈夫」「成長している」「他の子を変わらず出来ることもたくさんある」といった良い面のフィードバックばかり受け、勝手に安心していた。

失敗だった。もっとマイナス面も掘り下げて聞いておくべきだった。聞いてはいたけれど、わたしが十分にニュアンスや行間を読めていなかったのかもしれない。

もしかしたら「そんなに酷くないはず」「ちゃんとやれているはず」というわたしの希望がフィルターになってしまったのだろうか。

とにかく、百聞は一見にしかず・・・改めて実感した。

そして、小学校へ提出するために保育園に書いてもらった申送り書には、現在の娘の特徴として次のようなことが書いてあった。
・日頃から友達との関わりを愉しんでいる。しかし、朝礼のような場で質問をすると、質問とは違う回答が返って来たり関係が無い話を始めることがある。

これ、「改善されていますよ」と保育士から聞いていたんだけれど・・・だから安心していたんだけれど・・・やっぱり駄目だったか・・。
「友達との関わりを愉しんでいる」っていうのも、もしかしたら会話は成り立っていなかったりして・・・。まだ年齢が低いから何とかなっていそうに見えるけれど、実はとんでもないことになっているの?
でも大人との会話は問題ないんだよな・・・ちゃんと通じている。少人数の会話は大丈夫だけれど、大人数になると理解できなくなるのかな?

明日は、保育園最終日。最後はわたしが先生への挨拶を兼ねてお迎えに行く。改めて話を聞いてみることにする。