自閉症はまだ分からないことだらけ?

私の叔父は、たしか73歳。

若い頃に「自閉症に罹った」と診断されたことがあったらしい。
結局、診断名は強迫神経症だったのだが、40年以上前には「自閉症は後天性の精神病」と考えられていたということだね。

叔父は、強迫神経症から統合失調症に移行?し、今は病院に入っている。

最初に「自閉症に罹った」と診断した医者もあながち間違いではなく、叔父の幼少期からの様子を母から聞くと、それは真正の自閉症スペクトラムアスペルガー症候群そのもの。

・記憶力が良く近所の人たちから神童と呼ばれていた
→後に勉強について行けなくなる
・運動が苦手
・かなりな不器用
・身勝手
・友達はいない

学校生活や社会人生活が全く上手くいかず、50歳で早期退職をしてからは世捨て人のような生活を送っていた。
両親は早くに亡くなり、ずっと一人暮らし。

そして、最近になって近所の人からの「奇声が聞こえる」「ゴミ屋敷」というクレームが発生し、役所から唯一の身内である私の母に連絡が来るに至った。

母が言うには、二度と病院からは出られないみたい。

叔父のケースを見ると、発達障害は精神病と表裏一体だと強く感じる。

発達障害がどういうものか理解し、当事者の気持ちを理解することが2次障害の防止につながるはす。

姉もわたしも、診断は受けていないけれど、自閉症スペクトラムで、かつ2次障害を発症した人間であることを確信している。

叔父や私たち姉妹の二の舞にならぬよう娘を守りたい。